全プロセスの詳細解説
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静止状態から放したときの2回の完全な振動の周期 7 ステップ
m₁ = m₂ = 1、l₁ = l₂ = 1、g = 9.81、減衰 c = 0 のもと、θ₁ = 20° および θ₂ = 10° の静止状態から放つ。これほど小さな角度ではカオスは生じず、運動は2つの整った振動の重ね合わせとなる。それぞれの周期を求め、パネル上のサイクルマークがそのどちらをカウントしているかを判定せよ。
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上記の運動方程式を簡略化する。角度が小さいため sin θ は θ に、cos 2Δ は 1 になり、速度の2乗項は小振幅において2次の微小量となるため消去される。両方の分母は 2m₁ + m₂ − m₂ = 2 に整理され、残るのは線形でありながら連成した運動である。どちらのおもりも、他方を押し動かすことなしには運動しない。
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何をも求める前に、まず比較の基準を置く。長さ 1 m の単振り子は ω₀ = √(g/l) で振動し、パネルが周期のヒントとして表示し、各サイクルマークに刻んでいる 2.01 s という値を与える。この値を覚えておいてほしい。以下で得られる計算結果のどれも、この値とは一致しないからである。
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固有モードとは、両方の角度が1つの共通した振動数で振動し、一定の比を保つ運動のことである。θᵢ = aᵢ cos ωt を代入すると、2つの運動方程式のそれぞれから、互いに逆の側からたどり着く形でその比 a₂/a₁ が得られる。
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1つの比を表すこれら2つの式は一致しなければならず、これらを等しいとおくことで両方の振幅が消去される。残るのは ω² に関する2次方程式であり、2次方程式には 2 つの解が存在する。第2の周期はここから導かれる。
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したがって、この振り子には 2.62 s と 1.09 s という 2 つの周期が存在し、サイクルマークの 2.01 s はそのどちらでもない。それは両者の間に位置し、いずれのモードにも属していない。
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それぞれの解は独自の値と形態をもたらす。遅い解からは a₂/a₁ = +1.414 が得られ、両方のおもりが同じ方向に揺れ、下のおもりの振幅が 1.414 倍大きくなる。早い解からは −1.414 が得られ、おもりは逆方向に揺れ、その間の関節がハサミのように交差する。
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初期値 20° と 10° はどちらの形態とも一致しないため、両方のモードが同時に動作している。これを遅いモードの振幅 A と早いモードの振幅 B に分割すると、上のおもりは A + B = 20°、下のおもりは √2(A − B) = 10° を満たす必要があり、初期振幅のうち遅いモードが 13.54°、早いモードが 6.46° を占める。
解答
2.62 s と 1.09 s であり、その比は厳密に 1 + √2 である。無理数の比は、これら 2 つのモードが二度と周期を揃えて同期しないことを意味し、したがって下のおもりが描く図形が完全に繰り返されることはない。増してや、これはカオスが一切含まれない、おとなしい小角度の場合である。これにより、2.01 s のサイクルマークの正体も確定する。それは 2 つの周波数を持つ運動にあてがわれた単振り子の定規であり、各刻みで記録される角度が 20.0° や 10.0° に戻らずドリフトし続けるのはそのためである。離す角度を 145° に広げると、2 つの周波数すら消滅する。なぜなら sin 145° = 0.5736 であるのに対し、角度自体は 2.531 rad であり、4.4 倍もの誤差が生じるため、この導出全体が依拠している線形化にはもはや述べるべきことが何もないからである。
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参考文献 (1)
- Insight block 3 — a rigid arm whose tip beats a free fall: W. F. D. Theron, "The ''faster than gravity'' demonstration revisited." American Journal of Physics 56(8), 736–739, 1988.