全プロセスの詳細解説
-
太陽がピークとなる色と温室が機能する理由 5 ステップ
太陽の放射強度がピークとなる色を求め、同じ一行の法則を使って温室効果が働く理由 — そして暗視カメラが温かい物体を捉えられる理由を説明しましょう。 太陽: T = 5772 K。
-
温度を持つすべての物体は熱放射を行っており、最も強く放射される波長は温度に反比例します。高温であるほど波長が短く(青く)なる — これがヴィーンの変位法則のすべてであり、比例定数は自然界によって定まっています。
-
太陽の有効温度を代入します。上の計算ツールに表示される値は緑色の範囲に入り、可視光域のほぼ中央、しかも人の目の感度が最も高い波長のすぐ近くに位置します。
-
周波数は波の関係式から直ちに導かれ、ツールにも同様に表示されます。
-
次に、恒星ではないもの(288 K の地球表面)に同じ法則を適用してみましょう。
-
2 つのピークを比較します。同じ法則、同じ定数で、温度が 20 倍異なるため、波長は逆方向に 20 倍異なります。
解答
502 nm(緑色の帯域)。 地球のピークは赤外線領域の深部にある 10.06 μm であり、この 20 倍の差こそが温室効果のメカニズムそのものです。ガラスや CO₂ は 0.5 μm では透明ですが 10 μm では不透明であるため、太陽光は自由に届く一方で、再放射された熱は同じ経路で逃げることができません。サーマルカメラが暗闇で機能するのもこれが理由です — 310 K の物体は 9.4 μm 付近にピークを持ち、人間の目には見えない波長で常時発光しています。1 つの反比例関係が、一見無関係に見える 3 つの現象を説明しているのです。
-
参考文献 (2)
- The distribution whose maximum gives the displacement law: M. Planck, "Ueber das Gesetz der Energieverteilung im Normalspectrum." Annalen der Physik 309(3), 553–563, 1901.
- The value of the displacement constant b, and of h, c and k_B behind it: E. Tiesinga, P. J. Mohr, D. B. Newell and B. N. Taylor, "CODATA recommended values of the fundamental physical constants: 2018." Reviews of Modern Physics 93(2), 025010, 2021.