全プロセスの詳細解説
-
各10個体の5種と0.8163のシンプソン指数 5 ステップ
5種、各10個体。シャノン指数は1.6094、均等度はちょうど1である。標準的な公式が与える0.8000ではなく、シンプソン指数が0.8163を示す理由を説明せよ。
-
すべての種が同じ個体数で存在する場合、各割合は1/5となり、シャノンの和は種数の対数に帰着する。
-
これは5種からなる群集が取り得るシャノン指数の最大値でもあるため、両者の比である均等度はちょうど1となる。この群集は5種として考え得る限り最も均等であり、両方の数値が一致することでそのことを示している。
-
シンプソン指数は異なる問いを立てている。すなわち、群集からランダムに選んだ2個体が異なる種である確率である。
-
復元抽出の場合、答えは 1 − Σp² であり、これは多くの教科書にある 0.8000 となる。
-
しかし、同じ個体を2度サンプリングすることはできない。非復元抽出では2回目の抽出確率が変化し、わずか50個体ではその補正効果を無視できない。
解答
ツールには H = 1.6094、均等度 1.0000、シンプソン 1 − D = 0.8163 と表示される。0.0163 の差は別の指数であることを意味するのではなく、有限標本補正によるものである。この差は群集が大きくなるにつれて縮小し、教科書の公式が前提とする無限母集団の極限では完全に消失する。どちらのバージョンも「シンプソン指数」と呼ばれるため、公表された値を比較する前に知っておく価値がある。もう一つの教訓は、これら2つの指数がどのような点で異なっているかにある。「優占」プリセットをクリックすると、100個体のうち1種が80個体を占める状態になる。種豊富度は5のままで変わらないが、シャノン指数は0.78に、均等度は0.48に低下する。種の数を数えることと多様性を測定することは等しくない。
-
参考文献 (2)
- The index the tool computes, from the paper that introduced the entropy it borrows: C. E. Shannon, "A Mathematical Theory of Communication." The Bell System Technical Journal 27(3), 379–423, 1948.
- The second index, and why it answers a different question: E. H. Simpson, "Measurement of Diversity." Nature 163, 688, 1949.