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炭素 14 — 有機物、過去 6 万年まで
わかっていること: 試料はかつて生きていたもの。木材、木炭、骨、繊維など。娘核種ではなく、残っている ¹⁴C の割合で年代を出す。
半減期: 5730 y — to ~60 kyr
計算例: 元の ¹⁴C の 62 % が残存、半減期 5730 年 → t = ln(1/0.62)/λ ≈ 3950 年
この型を開く: 木製の遺物インタラクティブな数学・理科レッスン (ノ◕ヮ◕)ノ*:・゚✧
放射年代測定 — 試料に合う時計を選ぶ
どの放射時計も同じ式 t = ln(1 + D/P)/λ を解きますが、どれも自分の適用範囲の外では役に立ちません。半減期が短すぎれば親核種は消えてしまい、長すぎれば測れるほどの娘核種がたまりません。つまり選択は二重です。想定する年代と、その材料が実際に何を含んでいるかです。
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わかっていること: 試料はかつて生きていたもの。木材、木炭、骨、繊維など。娘核種ではなく、残っている ¹⁴C の割合で年代を出す。
半減期: 5730 y — to ~60 kyr
計算例: 元の ¹⁴C の 62 % が残存、半減期 5730 年 → t = ln(1/0.62)/λ ≈ 3950 年
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わかっていること: 試料は融体から結晶化した火成岩。娘核種はアルゴンガスで、固結したあとにはじめて鉱物に閉じ込められる。
半減期: 1.25 × 109 y
計算例: Ar/K = 1.2、半減期 1.248 × 10⁹ 年 → t = ln(2.2)/λ ≈ 14.2 億年
この型を開く: 玄武岩の溶岩流03
わかっていること: 試料にはジルコンが含まれる。結晶は成長時にウランを取り込むが鉛は排除するので、内部の鉛はすべてその場の崩壊で生まれたもの。
半減期: 4.47 × 109 y
計算例: Pb/U = 0.98、半減期 4.468 × 10⁹ 年 → t = ln(1.98)/λ ≈ 44.0 億年
この型を開く: ジルコン結晶04
わかっていること: 半減期は 488 億年、地球の年齢の 10 倍。ストロンチウム 87 の一部は最初から存在していたので、一度の測定では足りない。
半減期: 4.88 × 1010 y
計算例: Sr/Rb = 0.05 → t = ln(1.05)/λ ≈ 34 億年。誠実にやるなら、初期ストロンチウムを押さえるために複数の鉱物が要る
U-Pb の型を開き、系を Rb-Sr に切り替える木片試料に元の炭素14の62%が残されている。その年代を求めよ。そして、この手法の両端、すなわちシグナルが途絶える限界と、算出された年代が元となる測定値よりも精度が低くなる理由を見出せ。
崩壊は指数関数的であり、半減期は ln 2 を介して崩壊定数へと変換される。5730 年の半減期は、1 年あたり 1.21 × 10⁻⁴ となる。
崩壊法則を時間について逆算する。対数を取ることで、残存割合から直接年代が導かれる。
計算結果を鵜呑みにせず半減期と照合して確認する。3952 年は 0.690 半減期であり、2^(−0.690) は 0.620 となる。これら2つの経路の結果は一致する。ln 2 が両者を結ぶ唯一の橋渡しであった以上、一致するのは当然である。
次に微分を行う。年代の相対誤差は、割合の相対誤差を ln(1/f) で割ったものであり、ここでは 2.09 倍となる。1% の精度の測定からは 2.1% の精度の年代が得られるが、より新しい試料ほどこの増幅は悪化する。なぜなら、ln(1/f) は f が 1 に近づくにつれてゼロに向かって小さくなるからである。
もう一方の限界ではシグナルが途絶える。10半減期(57 300 年)の後には元の炭素14の 0.098% しか残らず、計数統計が背景放射に埋もれてしまう。
解答
ツールは 3.952 kyr という値を、5.73 kyr の半減期と年あたり 1.21 × 10⁻⁴ の崩壊定数から出力する。ツールが出力できないのは、両側に存在する限界壁である。新しい試料は誤差の増幅によって限界を迎える。f が 1 に近いと ln(1/f) が 0 に近づき、年代の不確実性が急増するため、前世紀のものを炭素年代測定する者は誰もいない。古い試料は枯渇によって限界を迎える。10半減期の後には元の原子の1000分の一しか残らず、パネルに表示される有効範囲が 60 kyr 付近で停止するのはそのためである。あらゆる年代測定法にこの一対の限界壁が存在し、測定法によって異なるのはその間にある数値だけである。システムを U–Pb に切り替えると、半減期はほぼ6桁跳ね上がり、両側の壁もそれに伴って移動するため、たった今たき火の年代を測定した手法では、100万年より新しいものを測定することはできなくなる。
学習の道すじ