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べき乗の規則 — 多項式の項
わかっていること: 関数は xⁿ、またはそうした項の和。指数を前に下ろし、指数を 1 減らす。
規則: d/dx xn = n·xn−1
計算例: f(x) = x²、x = 1 → f′(x) = 2x → f′(1) = 2。よって接線は y = 2x − 1
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| 微分係数 | |
|---|---|
| x = a における接線 | |
| このページの導関数 |
レッスン
x における f の微分係数は、その点での曲線の傾きです。割線の傾きの極限として、h → 0 のとき f′(x) = lim (f(x + h) − f(x))/h と定義します。ただし、この極限が存在する場合に限ります。
hf′(x)微分 — どの規則を使うのか、そして傾きが本当に語っていること
微分の考え方は一つだけです。接線の傾き、すなわち (f(x+h) − f(x))/h の極限です。ただし計算の仕方は渡された関数の種類で決まり、答えの読み方は正・負・ゼロのどれになったかで決まります。三つの基本規則でたいていの関数は片づきます。四つ目は、傾きがゼロでも多くの人が思う意味にはならない型です。
01
わかっていること: 関数は xⁿ、またはそうした項の和。指数を前に下ろし、指数を 1 減らす。
規則: d/dx xn = n·xn−1
計算例: f(x) = x²、x = 1 → f′(x) = 2x → f′(1) = 2。よって接線は y = 2x − 1
この型を開く: x²(x=1)02
わかっていること: 関数は sin x か cos x。微分すると循環を一つ進む:sin → cos → −sin → −cos → sin。
規則: d/dx sin x = cos x
計算例: f(x) = sin x、x = 0 → f′(x) = cos x → f′(0) = 1。よって接線は y = x
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わかっていること: 関数は eˣ。微分しても何も変わらない。どの点でも f′(x) = f(x)。
規則: d/dx ex = ex
計算例: f(x) = eˣ、x = 0 → f′(x) = eˣ → f′(0) = 1。よって接線は y = x + 1
この型を開く: eˣ(x=0)04
わかっていること: その点で f′ = 0 なので停留点。しかし f′ の符号は両側で同じなので、極値ではない。
規則: f′ = 0, f″ = 0
計算例: f(x) = x³、x = 0 → f′(x) = 3x² → f′(0) = 0。それでも両側で f′ > 0:曲線は平らになってからまた上がる
この型を開く: x³の変曲点f(x) = x² の x = 1 における傾き。微分の公式を使わず、定義から傾きを求め、接線の式を書いてください。さらに、そこから x が 10 分の 1 だけ増えたところで、接線と曲線がどれだけ離れているかを正確に求めてください。
一点だけでは傾きは決まりません。傾きは二点の間の変化を比べるものだからです。x 座標が h だけ離れた点をとり、縦の変化量を横の変化量で割ります。微分法の出発点は、この差商と一度の極限操作です。
平方を展開すると定数項が消え、残る項にはすべて h が含まれるので、分母の h と約分できます。ただし、この約分ができるのは h が 0 でないときだけ。その 0 に、これから h を近づけていきます。
だからこそ、代入ではなく極限を考えます。2 + h は h の一次式なので、近づく値を近似なしで求められます。微分の公式 2x を使わずに、x = 1 での傾きが 2 とわかりました。
接線を決めるには、通る点と傾きが必要です。どちらも、もうわかっています。曲線は点 (1, 1) を通り、そこでの傾きは 2 です。
曲線の式から接線の式を引きます。差は正確に因数分解できるので、近似は必要ありません。どの x でも、放物線は接線より (x − 1)² だけ上にあります。x の増分が h なら、その差は h² です。
解答
f′(1) = 2、接線は y = 2x − 1。曲線と接線の差は正確に h² です。h を 10 分の 1 にすると、接線による近似の誤差は 100 分の 1 になり、0.01 から 0.0001 に減ります。点の近くで曲線を直線に置き換えられる根拠は、この平方にあります。さらに注目したいのは、差の大きさよりも符号です。(x − 1)² は負にならないので、この放物線は接線に触れても、それを横切ることはありません。f(x) = x³ の x = 0 と比べてみましょう。接線は x 軸、曲線との差は x³ そのものです。左側では負、右側では正になるので、曲線は接線を横切ります。どちらの関数にも接線が水平になる点がありますが、そこで増減が切り替わるのは片方だけです。極小かどうかは、微分係数がゼロというだけでは決まらず、曲線と接線の差の符号を調べてはじめてわかります。
定義から f(x) = 1/x の導関数を求め、x = 2 における接線の式を書いてください。
割線の傾きを式にし、分子にある二つの分数を通分します。
h を約分すると、残った式には h = 0 を代入できます。
x = 2 での関数値は ½。x が単位量だけ増えるときの減少率は ¼ です。
解答
x ≠ 0 で f′(x) = −1/x²。x = 2 における接線は y = −x/4 + 1 です。
定義から f(x) = √x の導関数を求め、x = 4 における接線と法線の式を書いてください。
割線の傾きを表す分数の分子には、平方根の差があります。分母と分子にその平方根の和を掛けると、分子の根号が外れます。
ここで h を 0 に近づけます。
接線は点 (4, 2) を通り、傾きは ¼ です。法線も同じ点を通り、傾きは ¼ の逆数の符号を反転した −4 になります。
解答
x > 0 で f′(x) = 1/(2√x)。x = 4 における接線は y = x/4 + 1、法線は y = −4x + 18 です。x = 0 では割線の傾きが限りなく大きくなり、微分係数は存在しません。このページでも、x をそこに動かすと確かめられます。
前のページの極限を使い、sin x の導関数が cos x であることを定義から示してください。また、x = π/3 における傾きを求めてください。
加法定理で sin(x + h) を展開し、sin x を含む項と cos x を含む項をそれぞれまとめます。
h → 0 のとき、sin h / h → 1 です。また、(cos h − 1)/h は、−½ に近づく (cos h − 1)/h² に h を掛けたものなので、0 に近づきます。
したがって導関数は cos x で、π/3 における値は ½ です。
解答
(sin x)′ = cos x、π/3 における傾きは ½ です。極限 sin h / h → 1 が成り立つのは、h を弧度法で表したときです。度数法では極限値が π/180 になり、導関数にもこの係数が掛かります。
f(x) = x³ − 3x² − 9x + 2 の接線が水平になる点を求めてください。
べき関数の微分公式を使って項ごとに微分し、因数分解します。
水平な接線の傾きは 0 です。
それぞれの点の y 座標を求めます。
解答
接線が水平になる点は (−1, 7) と (3, −25) です。
y = x² + 3x 上で、接線が y = 7x − 2 に平行になる点と、その接線の式を求めてください。
平行な直線の傾きは等しいので、f′(x) = 7 とおきます。
点の座標を求め、接線の式を書きます。
解答
求める点は (2, 10)、接線は y = 7x − 4 です。
f(x) = |x| が 0 で連続でありながら、微分できないことを示してください。
0 から右側の点へ引く割線の傾きは h/h、左側の点へ引く割線の傾きは −h/h です。
片側極限はそれぞれ 1 と −1 です。一致しないので、f′(0) を定義する極限は存在しません。
連続であるための条件は、これより緩やかです。|x| は左右のどちらからも 0 = f(0) に近づきます。
解答
|x| は 0 で連続ですが、微分できません。曲線が折れ曲がっていて、接線が一意に定まらないためです。微分可能な関数は連続です。その逆は成り立たないことを示す、代表的な例です。
石が落下し、t 秒間に s(t) = 4.9t² メートル進みます。t = 2 から t = 2.1 までの平均の速さと、t = 2 における瞬間の速さを求めてください。
ある時間区間での平均の速さは、割線の傾きです。
瞬間の速さは、その傾きの極限、つまり微分係数です。
両者の差は 4.9h なので、時間の幅に比例して小さくなります。
解答
この 10 分の 1 秒間の平均の速さは 20.09 m/s、t = 2 における瞬間の速さは 19.6 m/s です。このページでは、t を x と表しています。
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