レッスン
理論 — 双曲平面
双曲平面とは、ガウス曲率が至る所で同じ負の値をとる、完備で単連結な曲面のことです。ここでは K = −1 としているため、長さは曲率半径を単位として、面積はその2乗を単位として測られます。三角形の面積はπから内角の和を引いた値となり、直線の外にある一点を通る直線のうち、元の直線と決して交わらないものが無数に存在します。ポアンカレ円板は、この無限に広がる平面全体を一つの円の内部に描いたものです。直線は境界と直角に交わる円弧として描かれ、角度は実物通りに保たれます。また、境界に向かうにつれて長さの尺度は縮んでいき、境界そのものは無限の彼方となります。
各記号の意味
K- ガウス曲率。この平面上のすべての点で −1
Π(d)- 平行角。直線から距離 d にある点を通る直線は、垂線から Π(d) の範囲内にあるときのみ元の直線と交わる
全プロセスの詳細解説
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内角だけが分かっている三角形 4 ステップ
この平面上に、内角が 30°、45°、60° の三角形があります。その面積と各辺の長さはいくらになるでしょうか。 紙の上では、この問いに答えを出すことはできません。三角形をどのように拡大しても内角は変わらないからです。まずは正三角形(辺の長さ 1)を押してみてください。画面に内角の和と面積が表示されます。
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表示されている例では、面積はπから内角の和(ラジアン)を引いた値になっています。
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同じ法則を使えば、この三角形の面積もすぐに求められます。
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辺の長さについては、この平面における第二余弦定理を使います。内角を代入すると辺の長さが導かれます。
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残りの二つの辺も、頂点Bと頂点Cを起点にして同じように求められます。
解答
面積は π/4 = 0.7854、辺の長さは 1.3121、1.6231、1.8131 になります。 これと同じ内角を持つ三角形は他に存在しません。図形を拡大すると面積が増えるため、内角の和は必ず小さくなるからです。この平面には大きさの異なる相似な三角形は存在せず、三角形の内角自体が、曲率半径という長さの尺度を内包しているのです。
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学習の道すじ
曲面上の幾何学
参考文献 (2)
- The angle of parallelism: through a point at distance p from a line, the lines within Π(p) of the perpendicular cut it and the rest do not, with tan ½Π(x) = e⁻ˣ: N. Lobachevsky, Geometrical Researches on the Theory of Parallels (Berlin, 1840), translated by G. B. Halsted, Scientiae Baccalaureus 1(3), February 1891 (scan at the University of Missouri Digital Library).
- A model of the hyperbolic plane crocheted by increasing the stitches from N to N + 1 in every row, so each row is the same factor longer than the last; and the area of an ideal triangle, with all three corners at infinity, equal to π times the square of the plane's radius: D. W. Henderson and D. Taimiņa, "Crocheting the Hyperbolic Plane", The Mathematical Intelligencer 23(2) (2001), 17–28.